ローマ時代に入ると、当時の人たちの運や偶然に対する態度は前代とはガラリと変わりました。
彼らは想像力が貧弱で近視眼的な俗悪さを持ち、緻密な理論を立てるのには不向きな人たちでした。
非科学的で、迷信と神秘説に凝りかたまっており、文化史家のことばを借りて言えば・・・
「ローマ人の独創になるものは何ひとつない。
彼らのつくったものはギリシャ人からの剥窃ばかりだ」
・・・というほどです。
ローマ人たちが追求するものは要するに権力であり、富であり、広大な領地であり・・・
そしてそういった遠大な企図をさずけてくれそうな神さんなら、どんな神さんだって歓迎しました。
その結果として、ローマにおける、かの移り気な幸運の女神への信仰は、真に絶大なものとなったのであります。
このような話が気になるという方は・・・
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